2010.03.09更新
『理不尽』はどっち?
今日は、朝一番で、会社の設立登記の打ち合わせのため、
お客さんのご自宅にお伺いし、その後、同行した税理士さんと軽い昼食。
事務所へ帰る途中に、業者からの返金用通帳を記帳したところ、
アコムさんからの入金が・・・。
あれっ・・・?
んっ、アコムさん?
本日の入金予定は、ないはず・・・。しかも、近日中の入金予定もないよなぁ・・・。
と思いを巡らせながら事務所に帰り着き、早速、確認すると・・・。
なんと、今月末の返金予定分でした!これは早い!!
以前も、アコムさんからは、予定より早めに返金していただいたことはありましたが、
さすがに3週間以上も早いのは初めて!!
早速、ご依頼者の方に連絡を取り、その喜びを分かち合いました(笑)!
ご本人へのお振込みも、ギリギリ当日扱いの午後3時に間に合ったので、
ホッ・・・。
今更言うまでもなく、最近の債務整理事情は、とても、厳しいです・・・。
過払い金の回収も、将来の返済計画の交渉も、
以前と比べると、とても、とても、厳しいです・・・。
最近では、中立公正の立場であるはずの裁判官でさえ、
業者の厳しさを訴えかけてく方がいらっしゃいます。
「あなただって、業者が厳しいことは分かっているでしょう!」
「業者さんもわざわざ出廷してきて、
過払い元本は返金するって言ってるのに、それでも不服なんですか!」
と・・・。
「安易な和解は組めません。」
これのどこが、間違っているのか・・・?
思わず法廷でキレそうになりました。
ボクは、以前も、司法委員の方と揉めたことがあります。
無理やり和解を成立させようとする、そのご意向に沿わなかったため、
捨てゼリフにように言われました。
「あぁ~、全然話にならない!
お宅の事務所は、いつもそんなことばかりやってるんですか!
いつも、そんなに聞く耳もたないんですか!!」
って・・・。
この時は、お互いキレちゃいましたが・・・(苦笑)。
でも、でも、
今日のアコムさんの件のように、
ご依頼者の方と一緒に喜ぶことが出来ると、心が洗われる思いがします。
ただ、ボク自身は、“喜び”というより、“安堵”って感じです・・・。
投稿者:
2010.02.26更新
朝一番の嬉しいご報告!
昨日は、夜中まで事務所にいたものの、結局、終わる目途が立たず、とりあえず帰宅・・・。
ってことで、本日は、早朝に事務所に来たものの、頭がハッキリしない・・・。
「あぁぁ~、昨日は途中で切り上げずに、そのまま仕事すれば良かったなぁ・・・」
なんて、朝から自分が情けな~く感じていたところに、電話が鳴りました・・・。
「おはようございます。早くからすみません・・・。」
あるご依頼者の方からの電話でした。
「あっ、おはおようございます。・・・どうか、なさいましたぁ?」
「あの~、やっとなんですが、なんとか仕事が見つかりましてぇ~、
そのことを、ご報告をしようと思いまして・・・」
えぇ~、朝から、そんなご報告、
嬉しいじゃあ~りませんかっ(笑)(笑)(笑)!!
一気にテンションが上がりましたぁ!!
このご時世、仕事に就くのは大変なことですよね。
ボクの周りでも、なかなかいい結果がでない人が何人もいます。
仕事が無くなった・・・。
仕事探しに思わぬほど時間が掛かってしまった・・・。
その結果、返済が困難になり、ご相談いただくことも多くあります。
今朝、ご連絡いただいた方も、
最初のご相談(電話)の時に、おっしゃってました。
「実は、今、無職なんですけど、手続きは出来ますか?」って
そんなの出来ないわけないじゃないですかぁ!?
ところが、先日、ご相談いただいた方も、同じようなことをおっしゃってました。
「実は、ここ数年、ずっと苦しくて相談したかったのですが、
無職だと、お願い出来ないって聞いたもんで・・・。」って
・・・誰がそんなことをぉ!?
朝からの電話で、とってもとっても嬉しい思いとともに、
そんな、やり切れない思いも蘇ってきちゃいました・・・。
お仕事が見つかって、本当に良かったですね!
投稿者:
2009.12.27更新
ただの司法書士として・・・。
前回は、ついつい個人的なことについて書かせていただきました・・・。
ボクは、もともと自分のことを話すのが苦手なのですが、
勢いに任せて書いてしまったもので、
夜中に書いたラブレターのように?後で読み返してみると、
結構、恥ずかしかったりします(笑)。
すみませんでした・・・。
ボクは、色々なことで、もの凄く後悔したり、
もの凄く悩みながらクヨクヨしたりします。
ただ、過去は過去として割り切るようにしています。
だって、今が重要ですから・・・。
だから、例えば「どこの学校を卒業した」とか、
「前職は何々をしていた」とかにも、あまり興味がありません。
だって、今がすべてですから・・・。
東大卒の司法書士も、
元政治家の司法書士も、
役者くずれの司法書士も、
ただの司法書士です。
嫉妬したり、
うらやんだりすることは、いっぱいあります。
でも、やっぱり、今の自分自身しか存在しないことに気づかされます。
過去を振り返ってみても、どうすることもできないのなら、
結局は、今を一生懸命頑張るしかない!んだと・・・。
そんなの当たり前ですかね・・・?
投稿者:
2009.12.23更新
債務整理って儲かりますか・・・!?
今、ボクは、ただの司法書士です。
それまでは、いわゆるただのフリーターでした・・・。
30歳を少し過ぎ、初めての就職先は、司法書士事務所でしたが、
就職することなんて考えてもいませんでした。
それまで、ボクは、ずっとお芝居をしていました。
地方の学校を出て、芝居をするために東京に出てきました。
舞台役者さんになりたかったのです。
なので、上京後、ある劇団に入りました。
金はないけど、夢、いっぱい!
心の底から、そう思っていました。
まるで、絵にかいたような貧乏生活をしていましたが、
非常に充実感を感じていました。
ボクは、そんな生活を気に入ってました。
「いつ死んでも、オレは満足だ!」とすら思ってました。
でも、それはもう最高に貧乏でした。
もちろん、貧乏の原因は自分自身ですので、
誰にも迷惑をかけることはできず、
アルバイトは一生懸命やっていました。
「いつ死んでもいい!」くらいなのですから、
少々、寝れないくらいは平気でした。
それは、ボクを含め、まわりの劇団員も同じだったと思います。
が・・・、
そんな生活を10年くらい続けながら、
次第に、ボクの考え方は変わっていきました。
芝居をやっていること、
ただ単に、芝居を続けていることだけでは、満足できなくなってきました。
だんだんとイラ立ちを感じるようになってきました。
いつまでもクスぶっているイラ立ち
いつまでも食べていけないイラ立ち
努力、それだけでは評価されない(売れない)イラ立ち
そんなイラ立ち
それが、自分の限界なんだと感じました。
夢、いっぱい!の限界でした。
「このまま死ねるか!」と思うようになりました。
そして、
『努力=結果』という、単純な世界に逃げることにしました。
アルバイトをしながら、司法書士の試験を受けることにしたのです。
ボクは、もともと頭が良くないので、勉強には苦労しましたが、
試験には、『点数=合格』という、非常に明確なモノサシがありました。
そのモノサシでは、『努力=合格』でした。
そんなこんなで、ボクは、今、司法書士をやっています。
先日、ある方から、
「ここ最近、不景気だから、
債務整理する人って多いでしょう?
儲かっていいですねぇ~!?」
・・・と言われました。
ご本人は、もちろん冗談半分でおっしゃったのでしょう。
ボクも、愛想笑いでごまかしました。
ただ、その言葉は、今でもボクの頭を離れません。
ボクは、その言葉を思い出す度に、イラ立ちます。
そして、とても情けなくなります。
過払いバブル、脱税、テレビCM、電車広告・・・。
様々な形で、過払い金、債務整理という言葉が認知されていく中、
残念ながら、その債務整理業務を通して
実際に問題を起こした弁護士・司法書士はたくさんいます。
ボクのまわりの弁護士・司法書士でも、
『債務整理業務=儲け主義』と考えている方は少なくありません。
『債務整理なんか、バカでもできる!』とホザいてる方もいます。
ボクが、役者として挫折をしたのは事実です。
貧乏生活にウンザリしていたのも事実です。
そして、ボクが、この債務整理によって、
ご依頼者の方々から報酬をいただいているのも紛れもない事実です。
ただ、
ボクは、そんな中途半端な思いで、この仕事をやっている訳ではありません。
『債務整理=儲け主義』
そんな考え方、
とっても重要なもの、
そして、一番大切なものが、
どこかに置き去りになってやいませんか?
ご不安を抱えるご依頼者のお気持ちが・・・。
投稿者:
2009.12.21更新
貸金業者のつぶやき・・・。
前回、とあるおじいちゃん裁判官さんの
『つぶやき』について話題にしましたが・・・。
今回は、とある貸金業者の担当者さんの『つぶやき』・・・。
というかボヤキ・・・!?
この貸金業者は、引き直し計算の結果、債務が残ると、
その残債務を“一括”で支払えと強く要求してきます。
他社からの過払い金が回収できる場合ですと、
その回収分から一括で返済することも可能ですが、
回収が期待できない場合は、とてもじゃないけど一括での返済なんて無理です。
先日も、その貸金業者の担当者から電話があり、
残債務の支払いはいつになるかとの問い合わせがありました。
私
「この方は任意整理ですので、
引き直し計算後の残債務については、もちろんお支払いしていきます。
ただ、一括での返済というのは、とてもじゃないですけど無理ですよ!」
担当者
「そうですか・・・。
ただ、残債務についての一括返済は、当社の方針ですから、
それ以外での支払いは受け入れられません。」
私
「分割での支払いは、絶対に無理なんですか?
御社の方針は分かりますけど、そんなこと言ってたら、
お支払いができる人はいないでしょう?」
担当者
「そうなんです・・・。おっしゃるとおり一括返済では、
どこの事務所さんとも和解ができない状況でして、
私自身、とても困ってるんですよねぇ・・・。
私の立場でこんなこと言っても仕方ないんですが・・・(苦笑)。」
会社の強気な姿勢!
その一方で、担当者の苦悩・・・。
貸金業者の状況の悪化は、様々な形で表面化しています。
投稿者:
2009.12.17更新
裁判官のつぶやき・・・。
本日は、丸和商事(ニコニコクレジット)の件で出廷してきました・・・。
ところで・・・、
最近、色々なところで話題になっている『Twwiter(ツイッター)』ですが、
本日、担当していただいた、おじいちゃん裁判官さんも、正しくつぶやき名人!!
実は、ボク、このおじいちゃん裁判官さんに会うたびに、
いつも気になって仕方がないのですが、
恐らく、入れ歯の調子が悪いんです・・・。
いつも、お口を、“カックん”、”カックん”、やってます。
お陰で、おっしゃることも、聞き取れないことが多いです・・・(涙)。
これは、他に出廷している方々も、
よく、「えっ?」って聞き返しているので、
ボクの耳がおかしいんではないと思います・・・。
そのおじいちゃん裁判官さんが今日もボソボソと、
「もぉ~、和解ってのは、
元金の7割とか8割が相場なんだよなぁ~」
別の事件でも、
「・・・そうですかぁ~、和解できませんかぁ・・・。
まぁ、訴訟してる人に和解しろってのも
無理はあるんですけどねぇ・・・。」
なんて、つぶやいていました(笑)
「んもぉ~、
最近は、みんな和解してくれないから、
裁判所が忙しくってしょうがない・・・。」
ついつい、つぶやい(グチっ)てしまうくらい、お忙しいのでしょう・・・。
こちらも、和解をしたいのはヤマヤマなんですけどね・・・。
でも、それだけお忙しいと、入れ歯の調整にもナカナカ行けないですね。
そちらも心配です(笑)
投稿者:
2009.12.13更新
やりきれない思い・・・。
ここ最近の過払い金の回収には、
非常に、非常に、時間がかかります・・・。
半年位前までは、
「解決(入金)までには、だいたい2~3か月程度はかかると思いますよ。」
と申し上げていましたが、
それが、ここ最近では、
「早くて2~3か月、遅いと半年から1年かかる場合もあります・・・。」
と申し上げています。
もちろん、その中でも、レイク(新生フィナンシャル)さんなんて、
いい意味で(早期の解決が期待できる)例外の業者さんもあります。
ただ、それは、やはり例外中の例外に過ぎません。
ですので、私自身もご依頼者の方々に対して、
非常に心苦しい思いとともに日々を過ごしています。
ご依頼者の方とお話しをすると、
そのすべてが言い訳になっているような気持になるときがあります・・・。
「すいません、まだ、業者から何の返答もないんです・・・。」
「すいません、何度も連絡しているのですが、
担当者からの折り返しの電話をいただけなくて・・・・。」
できるだけ早く解決して、
いち早く安心していただきたい思いは、とても強く感じているのですが・・・。
すみません、
言い訳ではなんですが・・・と言いながら
またいつもの言い訳っぽくなってしまいました・・・(涙)
投稿者:
2009.12.05更新
『アイフル』さんからの攻防!?
先日、アイフルさんからお電話をいただきました・・・。
私
「はいはい、どちら様の件でしょうか?」
アイフルさん
「このたびは、個別的なお話ではございません。」
私
「と言われますと?」
アイフルさん
「私、アイフルの〇〇と申します。
お忙しいことと存じますが、少々お時間をいただいて、
今後の和解交渉などについて、お話させていただきたいのですが・・・。」
私
「(苦笑)・・・はぁ。」
アイフルさん
「本来であれば、事務所の方に出向き、
直接、ご挨拶のうえで、お話させていただきたいのですが・・・。」
私
「いえいえ、そちらさまもお忙しいでしょうから
わざわざお越しいただかなくて結構ですので・・・。」
アイフルさん
「それでは、早速なのですが、
立て続く過払い金の請求により、我が社もとうとう厳しくなって参りました。
お支払いしていかなければならないのは、当然のことではございますが、
いかんせん、払っていくだけの予算がございません。
この窮状を踏まえていただいたうえで、
今後の過払い金のお支払いは、“5割”を基準にさせていただきたいのですが。」
私
「いやいや、それって今に始まったことじゃないですよね?
半年くらい前から、“5割”、“5割”っておっしゃてますけど・・・。」
アイフルさん
「それはそうなんですが、今一度お考えいただきたく・・・。
すべての方の件について、“5割”とは言いません。
10人に2人くらいは、プラスαの方がいらっしゃても結構ですので。
と言いますのも、
今後は、裁判上においても徹底的に争っていくつもりですし・・・。」
私
「いやいや、だから、それも今に始まったことではないですよ。
連日、アイフルさんの社員が出廷されてるじゃないですか。
私の事務所でも、アイフルさんとの裁判は、
和解ができないんで、ほぼ全てが“判決”です!
こっちだって、好きで裁判してる訳ではありません。
妥当的な返金額をご提示していただけないから、裁判になるんです。
そして、裁判上でも妥当的な和解ができないから“判決”になるんです。
何ですか?プラスαって!?」
アイフルさん
「・・・・・。
それでは、できましたら、現在、訴訟になっている事件について、
優先的に和解していただくわけにはいかないでしょうか?
その代わり“5割”とは言いません。返金日も出来る限り早くします。」
私
「それはそれは、私の依頼者の方々も望むところです!
ただし、私は、訴訟を起こすに当たって、
すでにご依頼者の方々に色々なご説明を差し上げておりますので、
中途半端な和解は組めませんよ。」
アイフルさん
「そう言われると、申し上げにくいのですが・・・、
なんとか、“7割”程度でいかがでしょうか?
このくらいであれば、たくさんの事務所様にご了承いただいているのですが・・・。」
私
「大変申し訳ございませんが、私のご依頼者の方々は、その程度の和解を望んで、
わざわざ訴訟を起こしている訳ではありません。
その点、どうぞご了承くださいませ。」
・
・・
・・・
先日、武富士の担当者さんが、会社の窮状を訴えにご来所されました。
その時も、似たような話をしたのですが、
今回のアイフルさんからの電話も、その後味の悪さでは同じでした・・・。
投稿者:
2009.11.15更新
『無料相談会』と『債務整理の広告』
昨日のことなのですが・・・、
我等が板橋区!主催の『九士業法律相談会』なるものに、
相談員として出席してきました!
私は今年が初参加なのですが、実は今回で7回目になるそうです。
ところで、“九士業”っ何のことでしょう?
・弁護“士”さん
・行政書“士”さん
・税理“士”さん
・社会保険労務“士”さん
・土地家屋調査“士”さん
・不動産鑑定“士”さん
・中小企業診断“士”さん
・建築“士”さん
それと我々、司法書“士”のことです。
みんな最後に“士”がつく専門家が、“九”つの業種ということです。
それぞれの相談内容にしたがって、それぞれの専門家が、
ご対応することができるという、素晴らしい!?趣旨の相談会なのです!
具体的に言いますと、例えば、“相続”のご相談があるとします。
その場合、
相続人間で遺産を分割することで揉めてるなら、弁護“士”さん!
相続登記の手続きの心配なら、司法書“士”!
相続税の心配なら、税理“士”さん! といった具合に
ひとりの相談者の方に、だいたい3~4名の士業の方が相談を受けるという、
正しく、よってたかって解決しまっせ!的なノリなのです(笑)。
ただ、相談者の方によっては、
いきなり、目の前にズラ~と並ばれると、委縮しちゃう方もいらっしゃいました。
「なんだか大袈裟なことになってしまい、申し訳ございません・・・。」
なんて、おっしゃる方もいらっしゃいました・・・。
当然だと思います・・・。
私自身、全員で100人近い士業の方々にお会いする機会は、滅多にありません。
正直、気遅れしてしまうところはありました・・・。
また、相談会の会場は、板橋区の地域センターだったのですが、
ご相談者の方々は、順番がくるまで、
待合室のようなことろで、お待ちいただく状況でした。
私は、日常の業務で、債務整理に関してのご相談を受けることが多いこともあり、
ご相談者の方にとってのプライバシーの問題は、
非常にデリケートな部分だと思うのです。
もちろん、ご相談の内容にもよりますが、
「相談会にいったら、ご近所の方に会っちゃった」では、
いかんせん問題はあるでしょう・・・。
行政として、板橋区として、
無料相談会を開催することは素晴らしいことだと思います。
なかなか、ご自身で、相談先を探すのは、大変なことですから・・・。
ただ、私自身は、もう少しご相談者の方々への配慮が必要なのでは?と感じました。
このあたりは、『九士業法律相談会』に関わらず、
色々な相談会において、改善すべき課題なのではないでしょうか。
ただ、安心したこともありました。
それは、今回の無料相談会において、
債務整理、借金問題、クレジット・サラ金に関するご相談が、
ほとんど無かったことです。
これは、約1ヶ月前に行った板橋区の司法書士による
無料相談会でも言えることでした。
ご相談がなかった理由が、
「そんなところで相談したら、誰に会うか分からない・・・。」
「誰に見られるか分からない・・・。」という、プライバシー保護に欠けているという
マイナスの理由であれば、それはそれは、残念なことですが、
恐らく、これは、弁護士さんや司法書士による、
債務整理業務に対するアピール(広告)の表れだと思います。
「ご相談は、無料ですよ!」
多くの事務所で無料での相談を受けつけてくれるため、
わざわざこういった無料相談会に相談する必要が減ったのではないでしょうか?
テレビCMをやっている弁護士さんは、今やたくさんいらっしゃいます。
電車の中に弁護士さん、司法書士の広告もいっぱいあります。
それらの是非については、業界内でも、様々な考えがあります。
中には、過剰な表現も見かけます。
“不当誘致”なんて言い方もされます。
ただ、
ただ、
実際に借金問題で困っている方にとって、
「債務整理という手続きがありますよ!」と伝えること、
「法的手続きで、借金問題から救われますよ!」と伝えることは、
とってもとっても、重要なことだと思うのです。
問題の解決方法って、
今の自分自身で考えている(知っている)より、たくさんあると思うのです。
今の自分と同じことで悩んでいる方も、たくさんいらっしゃるのです。
形は色々ですが、このような情報の発信により、
借金で苦しむ方が、ひとりでも助かるなら、結果オーライなのではないでしょうか?
ただし、
ただし、
そこからは、ご自身の判断が重要です。
自分自身のために、一番いい方法を選ぶこと。
もし専門家に頼むのであれば、本当に信頼できる専門家を選ぶこと。
それは、あなた自身が決めることなのですから・・・。
投稿者:
2009.10.25更新
裁判の費用って・・・。
裁判って、もの凄く“お金”がかかるもの!?
とお考えの方は非常に多いと思われます。
私自身も、この仕事に就いて、実際に裁判をするまではそう思ってましたし・・・。
そういったご相談も、よくお受けいたします。
では、実際はどうなのでしょうか!?
裁判をするのにかかる実費としては、
“印紙”と“郵券”と“代表者事項証明書”の3点セットのみなのですが・・・。
“印紙”とは、収入印紙のことです。
たまに契約書とか領収書に張ってある“切手”のようなものです。
相手へ請求する額(訴額)によって、必要となる収入印紙の額が異なります。
“郵券”とは、まさに郵便切手のことです。
裁判所が、当事者(原告・被告)に対して郵便物を送るため、
予め原告側が預けておくのです。
裁判所が郵送料を立替えてくれるわけがありませんから・・・。
“代表者事項証明書”とは、会社(業者)相手に裁判をする場合に必要となります。
相手方の業者の会社名、本店の場所、代表者名が記載されている、
人でいうと住民票みたいなものです。
法務局で取得するのですが、郵送での取得も可能です。
そして気になるそれぞれの値段ですが、
例えば、10万円を請求する裁判のために必要な3点セットは、
“印紙”が1,000円
“郵券”が6,000円
“代表者証明書”が1,000円です。
例えば、50万円を請求する裁判のために必要な3点セットは、
“印紙”が5,000円
“郵券”が6,000円
“代表者証明書”が1,000円です。
ちなみに“郵券”は使用しなかった分は、後日、裁判所より返却されます。
郵送物が少なければ(裁判が早く終われば)、
その分たくさん帰ってきますので、ケースバイケースですが、
3,000円~5,000円くらい返却されることも珍しくありません。
どうでしょう?
思ったより、お金がかからないと思いませんか?
もちろん、思ったより、かからないとはいえ、
すんなりと和解できれば、わざわざ裁判なんてする必要すらありませんので、
それだけでも腹立たしいのですが・・・。
ご本人様で過払い請求をされている方々へ!
業者の担当者のこんな言葉には、要注意です!
「この和解提示額で、ご了解いただけないなら、
裁判を起こしていただくしかありませんね~。
でも、裁判なんかしたら、もの凄くお金がかかりますので、
結果的には、今の和解提示額より、損をすることになりますけどね~」
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