わたくし事

2009.12.05更新

『アイフル』さんからの攻防!?

先日、アイフルさんからお電話をいただきました・・・。



「はいはい、どちら様の件でしょうか?」



アイフルさん

「このたびは、個別的なお話ではございません。」



「と言われますと?」



アイフルさん

「私、アイフルの〇〇と申します。

お忙しいことと存じますが、少々お時間をいただいて、

今後の和解交渉などについて、お話させていただきたいのですが・・・。」



「(苦笑)・・・はぁ。」



アイフルさん

「本来であれば、事務所の方に出向き、

直接、ご挨拶のうえで、お話させていただきたいのですが・・・。」



「いえいえ、そちらさまもお忙しいでしょうから

わざわざお越しいただかなくて結構ですので・・・。」



アイフルさん

「それでは、早速なのですが、

立て続く過払い金の請求により、我が社もとうとう厳しくなって参りました。

お支払いしていかなければならないのは、当然のことではございますが、

いかんせん、払っていくだけの予算がございません。

この窮状を踏まえていただいたうえで、

今後の過払い金のお支払いは、“5割”を基準にさせていただきたいのですが。



「いやいや、それって今に始まったことじゃないですよね?

半年くらい前から、“5割”、“5割”っておっしゃてますけど・・・。」



アイフルさん

「それはそうなんですが、今一度お考えいただきたく・・・。

すべての方の件について、“5割”とは言いません。

10人に2人くらいは、プラスαの方がいらっしゃても結構ですので。

と言いますのも、

今後は、裁判上においても徹底的に争っていくつもりですし・・・。



「いやいや、だから、それも今に始まったことではないですよ。

連日、アイフルさんの社員が出廷されてるじゃないですか。

私の事務所でも、アイフルさんとの裁判は、

和解ができないんで、ほぼ全てが“判決”です!

こっちだって、好きで裁判してる訳ではありません。

妥当的な返金額をご提示していただけないから、裁判になるんです。

そして、裁判上でも妥当的な和解ができないから“判決”になるんです。

何ですか?プラスαって!?」



アイフルさん

「・・・・・。

それでは、できましたら、現在、訴訟になっている事件について、

優先的に和解していただくわけにはいかないでしょうか?

その代わり“5割”とは言いません。返金日も出来る限り早くします。」



「それはそれは、私の依頼者の方々も望むところです!

ただし、私は、訴訟を起こすに当たって、

すでにご依頼者の方々に色々なご説明を差し上げておりますので、

中途半端な和解は組めませんよ。」



アイフルさん

「そう言われると、申し上げにくいのですが・・・、

なんとか、“7割”程度でいかがでしょうか?

このくらいであれば、たくさんの事務所様にご了承いただいているのですが・・・。



「大変申し訳ございませんが、私のご依頼者の方々は、その程度の和解を望んで、

わざわざ訴訟を起こしている訳ではありません。

その点、どうぞご了承くださいませ。」



・・

・・・

先日、武富士の担当者さんが、会社の窮状を訴えにご来所されました。



その時も、似たような話をしたのですが、

今回のアイフルさんからの電話も、その後味の悪さでは同じでした・・・。
 

投稿者: ナチュラル司法書士事務所

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