2011.01.18更新
“喜び”を共に…。
『ひと月が長~く感じます…。』
先日、任意整理のお手続きを終え、
わざわざ事務所まで、お越し頂いたご依頼者さんのお言葉です。
このことろ、ボクの外出が続き、
なかなかご依頼者さんとのタイミングが合わなかったのですが、
「突然で申し訳ありませんが、
今夜、少しだけでいいので時間がありますか?」
と、ご連絡を頂き、ご来所して頂きました。
ちょっとばかりご無沙汰だったご依頼者さん
とてっも、元気そうで、嬉しい限り!!
『急ですみませんでしたぁ。
実は…、
先日、お土産を買ってきたのですが、
その賞味期限が心配で、早めにお渡ししたくて…(笑)』
なんという、お心遣い!!
う~ん、嬉し~い(笑)!!
このご依頼者さん
複数の業者とのお取引があり、
これまで、長い長い返済を続けていらっしゃいました。
その間、延滞等もなく、真面目に、真面目に…。
そして、その頑張りは、
手続きにおいても、結果として出ました。
そして…、
無事、少なくない金額の過払い金を回収し、
余裕のある生活を取り戻すことが出来…。
『今までと比べると、ひと月が長~く感じます。
今までは、何日には、どこどこの支払い、
そのまた数日後には、どこどこの支払いと、
そのやり繰りで、毎月毎月、
気が休まることがありませんでしたから…』
『でも、お陰様で、気持ちに余裕ができ、
仕事にも集中できるし、
今は、毎日が楽しくて仕方がありません(笑)』
「はい。そのお気持ち、お顔にも出てますよっ(笑)」
って、一緒に笑いました。
『本当に本当にありがとうございました。
私も、これまでの私と同じように、
今、必死で悩んでいる方のために、
自分でも、何か出来ることがあればなぁって思うんです。
私、先生と出会えて、人生、変わりましたもん。
先生、これからも、たくさんの方を救ってあげてくださいね。』
って、一緒に、ウルウルしました。
嬉しいこと、
その前提には、さぞかし辛いご経験があるんです。
必死で頑張ってきたからこそ、
必死で頑張ってきたご経験があるからこそ、
その喜びを、実感し、噛みしめることが出来るんだと思うんです。
そんな、ご依頼者さんの喜びを、一緒に感じられることは、
ボク自身、とてもありがたいことだと思っています。
ボクには、たくさんの方を救うことは、出来ないかも知れません。
ただ、一緒に頑張って、一緒に喜べるような、
そんな、そんな、喜ばしい関係を、
少しでも多くの方とご一緒していければと思います。
ご依頼者さんのこれまでの辛い経験を、
一緒に経験することが出来ない分、
ご依頼者さんのこれからの将来を、
一緒に、大切に、考えていければと…。
『“喜び”を共に…。』
いつも貰ってばかりでは、申し訳ありませんから…。
投稿者:
2011.01.12更新
『だって、生きてると面白いから…』
『不安で一杯なんです…。
これまで、死ぬことも考えました。
でも、死ねないんです。
だって、生きてると面白いからぁ~(笑)』
昨日、債務整理のことでご相談頂いた方のお言葉です。
現在のお借入内容をお書き頂いた“相談票”を眺めながら、
『どうしたもんかなぁ…』っと、頭を抱えるボクに向かって、
ご相談者の方は、ニコニコしたお顔で、そうおっしゃいました。
請求書、取引明細書、貸金業者のカードを前に、
ニコニコ顔で、そうおっしゃいました。
目に涙を溜めたニコニコ顔で、
そうおっしゃいました…。
『反省はしてるんですよ。心から。
ちょっとだけ足りないときに、なんで借りちゃったのかなって…。
だって、“ちょっとだけ”足りないってことは、
その“ちょっとだけ”の分、我慢すればよかったんですもんねぇ(笑)』
債務整理に対する考え方は、人それぞれです。
お借入の状況も、人それぞれであれば、
お借入をした経緯、お借入が必要だった理由、
すべてが人それぞれです。
でも、苦しいのは、同じなんだと思います。
ただ、その苦しさを、どう捉えるか、どう表現するか、
そして、その苦しさを、どう乗り越えるかで、
これからの生き方は変わってくるんだと思うのです。
『悪いことをしました…。』
悪いことなんかじゃないです!
借金なんて、返してしまえばいいんですから。
そのために、“ちょっとだけ”“ちょっとだけ”の我慢を積み重ねて、
頑張ればいいだけなんです!!
簡単なことではないかも知れません。
思ったとおりには行かないこと、たくさんあるかも知れません…。
でも、でも、
『生きてると面白いからぁ~』
心の底からのニコニコ顔で、そう言えるためにも、
一緒に頑張りましょうね。
投稿者:
2011.01.03更新
リベンジ!?
さてさて、明日から本格的に仕事開始ですね!
気合い十分ですかぁ~(笑)
ところで…、
今日は、“どうでもいい、リベンジ話”を書いてみたいと思います。
“リベンジ”というと、少々大袈裟ですが、
あまり深い意味はありませんので…。
でも、その前にご報告を(笑)
ボク、昨年末から新年に向け、
来年(今年)の抱負というものを考えてました。
で、ボクは、とりあえずなのですが、
ちっちゃな目標を立てました。
31日、1日、2日、3日で達成できる目標。
大晦日とお正月の3が日で達成できる目標です。
ねっ?
ちっちゃいでしょう(笑)
それは…。
『ラジオ体操です!!』
でたぁ~
久々~(笑)
実は、昨年の夏頃(富士山から帰ってきて)から始めたラジオ体操、
その後も、順調に続けていたのですが、
さすがに、年末近くになり、仕事のバタバタ、
忘年会等の飲み会、単純に寒い…等、
様々な理由(言い訳…)のため、ここしばらくお休みしていたんです。
ただ、そのことで、何だか悔しいような、
申し訳ないような気がずっとしていまして…。
なんで…、
自分自身に対する“ちっちゃな、リベンジ”を
今年の最初の目標にしたんです。
それは…、
『大晦日とお正月の3が日は、
ラジオ体操で一日を始める~!!』というものです(笑)
やってるんですよ!
いつもの公園で!!
まさに年中無休。
ボクの事務所よりも、休みません…(笑)
で、で、その“ち~ちゃな、リベンジ”、
無事、本日の午前6時40分をもって達成しましたぁ~!!
確かに、年末年始ということで、
いつもよりは、若干、人数が少なかったんです。
でも、出席されたみなさんは、
いつも通り、元気にラジオ体操をしていました。
ボク、前に、何かの本で読んだことがあります。
『緊急事態が発生した時とか、
生死に係わる危機に遭遇した時、
生き残れる人と、そうでない人の違い…』とかっていうもの。
ウル覚えなんですけど…。
その答えのひとつとして、
『どんな過酷な状況であろうと、
いつもの日常どおりに過ごせるかどうか…』
と書いてあったように思います。
その本の中には、ひとつの具体例として、
こんなことが挙げられていました。
『雪山で遭難した登山隊、
救助を待つ隊員の中、最後まで生き残った隊員は、
最後まで、毎日の歯ミガキを欠かさなかった…』
これって、いろんな意味が詰ま っていると思いません?
どんな状況であろうと、
どんな非常な事態であろうと、
毎日の日課を続けることによって…。
日頃の習慣を守ることによって…。
『…平常心かぁ』
ボク、ここ4日間、ラジオ体操をしながら、
ボクと違って、欠かさず出席しているまわりの方々を眺めながら、
そんなことを考えていました。
あれっ!?
“どうでもいい、リベンジ話”が、
“ちっちゃな、リベンジ話”のご報告で終わっちゃいました…(笑)
まぁ、“どうでもいい、リベンジ話”は、
本当に、“どうでもいい話”なので、
またの機会にでも…(笑)
昨年同様、すみません…。
てなことで~、
今年も、ボクのブログは、
こんな感じだと思います。
昨年と同様、
なかなか更新できないと思います。
中途半端な感じだと思います。
でも、辞めません(笑)!
まだまだ、
辞めるつもりはないんです(笑)!!
ですので…、
今年も、引き続きのお付き合いのほど、
どうぞ、よろしくお願いいたします(笑)
んで、みなさ~ん!!
今年が良い年になるよう、一緒に頑張りましょうね!!
まずは、気合い!!ですよね(笑)
投稿者:
2010.12.31更新
ただの司法書士…。
さてさて、今年も残りわずかですね…。
なんだか、ちょっぴし淋しい気もしますね…(笑)
いわゆるお役所さん(裁判所や法務局)が、
28日をもって御用納めのため、
ボクの事務所でも、29日からお休みを頂いております。
ただ、ボクは、29日、30日と来客の予定があり、
事務所で、ウロウロ(+ウトウトも~(笑))してました…。
ついでに?
今日も、朝からチャリん子で出勤です(笑)
昨年の年末年始は、実家へ帰省したため、
こちらで(事務所で(笑))、年末年始を過ごすのは、2年ぶり…。
なのですが、ボク、この方が落ち着きます。
今の精神状態では、恐らく、実家でゆっくりしてても、
落ち着かない気がして…。
現に、昨年、
慌ただしく帰省したのは、良かったのですが、
正直、事務所に早く戻りたかったんです…。
両親、兄弟、じいちゃん、ばあちゃん、親戚、
もちろん、とっても、と~っても、会いたいです!
でも、今は、今は…。
でもですね!!
来年の3月には、少しだけ、広島に帰るんです!
結婚式にお呼ばれされてましてぇ~
だから、それを楽しみに、ガマン、ガマンなんです(笑)!!
実は、うちの事務所、
今年一年を通して、お正月の3日までは帰省のため、お休みしましたが、
それ以外は、土日も含めて、ず~と事務所を開けていました。
ただ、その中には、板橋区の無料相談会のため、
事務所には、午前中に少し寄っただけとか…。
歯医者さんのため、土曜日の午後から出勤とか…、
日曜日の夕方、早めに切り上げたりとか…、はあったんですけどね。
でもでも、ボクの密やかな目標は達成できました(笑)
感謝の表現方法は、人それぞれだと思います。
“ありがとう”を言葉に出して、感謝の気持ちを伝えること、
とても、大切なことだと思います。
言ってもらうと、ボクも、とても嬉しいです(笑)
ただ、ボクにとっての、
ご依頼者さんへの感謝の表現方法、
ボクなりの感謝の気持ちの伝え方は、
ボク自身が、いつも仕事のことを考えてること、
つまりは、ご依頼者さん達のことを、
いつも、頭から、そして気持ちから、離さないことなのでは?
と考えています。
重いですか…(笑)
確かに、24時間は、無理です…。
物理的に困難なこともあります…。
ただ、可能な限り…、と考えると、
ボクは、事務所に来ずにはいられません。
事務所でご飯も食べます。
事務所で音楽も聴きます。
事務所でウトウトもします。
でも、ボクが事務所に居ること、
そこには、ボクなりの、ボクだけの思いが…。
と同時に、
それは、自分に対しての“戒め”でもあります。
仕事に対しての、
ボクなりの“意地の張り方”なのだと思います。
そして、大晦日を迎え…。
来年も、そんな気持ちをもって、仕事に、
そして、ご依頼者さんに接していければと考えています。
常々、口にしているとおり、
ボクは、“ただの司法書士”です。
特別なものは、何も持っていません。
ただ、その自覚を胸に、
まずは、自分自身としっかり向き合いながら、
頑張っていければと思っています。
“ただの司法書士”には、
そんな頑張り方しか出来ませんです…。
みなさん、今年も一年間、
本当にありがとうございました。
みなさんに支えられて、
何とか、ここまでやって来れました。
みなさんから頂戴した、ありがたいお言葉の数々、
大切に、大切に、そして、来年から活かせるように頑張ります!!
そして…、
みなさんのお陰で、
感謝の気持ちとともに、
年を越せることに、改めて感謝の気持ちを感じております。
ありがとうございました。
本当に、本当にありがとうございました。
みなさん、
どうぞ、良いお年をお迎えください!!
そして、みなさん!
来年は、絶対に、絶対に、良い年にしましょうね(笑)!!
一緒に、一緒に、頑張りましょ~う!!!
投稿者:
2010.12.26更新
ニヤけちゃいます…。
メリークリスマス~(笑)
ん?
あらら、過ぎちゃいましたか…(笑)
さてさて、ここ数日のことなのですが、
ご依頼者さんから嬉しいご報告が続きましたので、
みなさんにも、ご報告を(笑)
そうそう、その前に…、
先日の母親からのハッピーメール、
「(次男坊から)聞いたけど、
あんた、ブログとかいう日記みたいなのを書いとるらしいね?
(次男坊が)読んで、感動したって言うとったよ!
我が家でも、読んでみたいわぁ~」
というものでした。
「その調子で頑張っていけば、
これからも、大丈夫じゃねぇ~(笑)」って…。
まぁ、大した内容ではありませんが(笑)
でも、なんだか、とってもハッピーな気持ちになったんです。
残念ながら?母親は、このブログの見かたを知らないらしいのですが、
「私の携帯には、載らんのんかね…?」って。
“載る”?…って(笑)
多分、見れると思うんだけどなぁ…。
そして、ここ数日続いた、
ご依頼者さんからの嬉しいご報告です。
この方は、昨年の暮れ、ボクの事務所で任意整理をなさって、
その後、業者への分割払いを頑張っていた方でした。
「ご無沙汰しております。
以前、お世話になった○○です。
その節は、大変お世話になりました。
先生に和解を組んで頂いたA社の分割払い、
今月で、無事、終了しました!
これで、ようやくスッキリしました…。
本当に本当にお世話になりました。」
ボク、嬉しくて、嬉しくて…。
涙が出そうになりました。
「ご報告ありがとうございます!
大変だったでしょう?
でも、よく頑張りましたねぇ。
○○さん、どうぞ、自信を持って下さいね!!
借金なんて、もう過去のことですから。
もう大丈夫ですからね!!
これで、スッキリした良い新年が迎えられそうですね(笑)」
また、もうひと方も、今年の夏頃、
ボクの事務所で任意整理をなさった方でした。
実は、この方、ご相談頂いた時、
かなりの金額のお借入がありました。
ところが、取引の年数が長いことから、
任意整理手続きの結果、払い過ぎ…。
そう、過払い状態でした!!
しかも、これまた、かなりの金額の過払い金!!
後日、その計算結果をお伝えするため、ご来所頂いたのですが、
すでに過払い状態である旨、しかも、
かなりの金額の過払い金が発生している旨をお伝えしたところ…、
「本当ですかぁ!?
…とても信じられません!!
嬉しくて、嬉しくて、ついつい顔がニヤけちゃいますね(笑)
でもぉ、これまで、長年返済してきたので、
今後、返済しなくていいというのは、
とっても嬉しい反面、ちょっと、寂しい気もしますね…(笑)」
って…。
一緒に笑いました(笑)!!
そして、先日、その過払い金も、無事回収!!
業者から入金があった、まさにその日、
早速、お電話で、入金確認ができた旨をお伝えしたところ、
「まだ、信じられません…。」
を繰り返していらっしゃいました。
「嬉し過ぎて…、
顔が、顔がニヤけちゃって、恥ずかしいです…(笑)」
「明日の朝一番で、ご自身の預金通帳を確認して下さい。
責任をもって、本日中にお振込みしておきますので。
今より、もっと、顔がニヤけちゃうと思いますよ(笑)」
しかし、実は、この方、
この業者の他にも、お借入れがありました…。
ボクとしては、その業者も手続きすることをお勧めしたのですが、
「この業者さんは、自分で返していきたいんです。」
とのことでした。
ですが、過払い金が発生している旨をお伝えした時には、
「この過払い金が、実際に手元に戻ってきたら、
まだ残っている業者さんへ、
私、自分で連絡して、完済するつもりです。」
と、おっしゃっていました。
そして、つい先日のことです。
「先日は、お振込みありがとうございました!
早速、その翌日、まだ残ってた業者さんへ連絡したんです。」
そして・・・、
「無事、完済しましたよ(笑)!!」
とのご報告でしたぁ!!
そして…、
「お礼方々、改めて事務所へお邪魔してもよろしいでしょうか?
ただ、その完済した業者さんの“完済証明書”が届くまで、
しばらく時間が掛かるらしいのです。
私としては、その“完済証明書”を、持参して、
先生にもご覧頂いて、一緒に喜んでもらえれば幸いなのですが…。
大丈夫でしょうか…。」
そんなの…、
大丈夫じゃないわけがありませんよぉぉぉ~(笑)!!!
あぁぁぁ~
なんて、幸せなんだろう…。
この仕事…、
もちろん、イイことばかりではありません。
思うようにいかないことも少なくありません。
ただ、ボクは、
たくさんの依頼者さんに支えて頂きながら、
なんとか、これまでやって来れたように思います。
改めて、改めて、ありがたい気持ちでいっぱいです。
年越し間近、
まだまだ、一年を振り返る余裕はありませんが…(笑)、
ここ数日のご依頼者さんからのご報告を通じて、
来年からの心の持ちように、心を巡らせています…。
本当にありがとうございます。
心より、心より、感謝申し上げます。
そうそう、
母ちゃんも、あんがとね!!
あっ、でも、見れんか…(笑)
投稿者:
2010.12.20更新
ハッピー!!
すっかり、ご無沙汰しております…(笑)
ここ数日、ブログを書いているのですが、
中々まとまらず、アップ出来ず仕舞い…。
また長文になりそうです…(苦笑)
ところで、先程、ご依頼者の方とお電話で…。
(この方とは、今日の午後、裁判所でお会いする予定の方でして、
昨日も、事前に時間等の確認のため、お電話したのですが、不通…。)
少しばかり、心配していたのですが、
先程、お電話を頂きました。
「昨日はすみませんでした…。
実は、風邪をこじらせたみたいで、床に伏せっており、
まるで魂が抜けてみたいになっておりました…。
でも、今日は、先生とお会い出来ると思うと、
それが楽しみで、自分でも驚くほど元気になっちゃいました(笑)」
そんな…。
言葉って、凄いですね!!
だって、ボクが元気になっちゃいましたもん(笑)!!
ありがたいです。
ありがたいです。
今朝は、この他にも、ハッピーな事がありました。
ボクの母親からのメールなのですが…。
また更新しますね(笑)
投稿者:
2010.11.26更新
お別れの言葉…。
先日、あるご依頼者さんが、ご来所されました。
この方は、以前、
ボクの事務所で任意整理の手続きをされた方です。
足掛け約1年・・・、
やっと、やっと、すべての手続きを終えられ、
その関係書類をお渡しするためご連絡したところ、
わざわざ事務所までご来所頂きました。
実は、この方、最初にご相談頂いた時には、
各業者との取引の期間が短いことから、
今後の見通しとして、厳しいことを申し上げました。
ところが、嬉しい誤算!
ご本人様の記憶違いも手伝い、
(実際には、記憶と10年以上異なる取引もあり)
ボクの見通しはハズレました。
結果的には、
そのお借入残高のほとんどを返済する必要がなくなりました。
この時も、
「ここまで、記憶が曖昧だと、喜んでいいのか、
ある意味、心配しないといけないのか、
良く分かりませんねぇ~(笑)!?」
なんて、一緒に笑いました。
過払い状態の業者については、
裁判手続きにより、早期の解決を目指しました。
ただ、その中には、控訴された事件もあり、
最終的な解決までには、随分と時間が掛かってしまいましたが…。
このご依頼者さんは、ご本人様の希望により、
手続き費用のお支払いを、毎月毎月、
わざわざ事務所まで届けて頂きました。
その途中には、お給料がキチンと払われず、
手続き費用のことでご相談頂いたこともありました。
「すみません。今月分、ちょっとだけ遅れます…。」
ボクは、
「過払い金が発生している業者がありますから、
過払い金が戻ってきたときにご精算する形でイイですよ。
だから、月々のお支払いは、中止しましょうか?」
と申し上げました。
ところが…、
「いいえ。
一度、決めたことは守りたいので、毎月払わせて下さい。
ただ、これ以上、厳しくなったら、
正直に、相談させてもらいますので…。」
とおっしゃられ、それ以降も、毎月毎月ご来所頂きました。
その度に、今の生活状況のこと、お仕事のこと、
ご家族のことなどをお話し頂きました。
ご依頼者さんのこのご協力のお陰で、
ボクとしても、とても安心しながら、
手続きを進めることが出来たように思います。
そして…、
ご依頼頂いた債務整理手続きも、ようやく終わりに。
そう、お別れです…。
遡ること、約1年の長いお付き合いですから、
お互い、思い出すことも多いです。
一緒に思い出話しをしました。
「これは、言ってなかったかも知れませんが・・・、
実はね、先生へ相談する前に、他の事務所へも相談したんですよ。
だって、2年ぐらい悩み続けま
したから…。
ただ…。」
「でも、最初に厳しいことを言ってもらって、目が覚めました。」
そして…。
「ボクが、どんなに、感謝しているかは、
多分、先生には伝わらないと思います。」
と涙ぐまれました。
そして、そして、最後に…。
「ボクね、『多重債務者になって良かった』と思ってるんです。
だって、先生に出会えたから…。」
そんな…。
そんな、素敵な、お別れの言葉って…。
もちろん、これは、自慢ではありません。
だって、ボクは、ただただ当たり前に、
このご依頼者さんの債務整理のお手伝いをしただけです。
報酬を頂いて、仕事として…。
でも、ご依頼者さんにとっての債務整理手続きは、
ただの、当たり前の手続きではなかったんだと思います。
たくさん悩み、たくさん思い切り、とてつもない不安を感じながら、
やっとの思いで始めた手続きですから。
そう、自慢ではないんです。
ただ、ボクは、今、改めて、
そのお手伝いが出来たことを、誇りに思っています。
「先生、失礼じゃなかったら、
今後、一杯飲みに行きませんか?」
「ボク、そういうの本気にしちゃうんで、
本気で行きますよ!!(笑)」
お別れの言葉は、お別れの言葉ではなくなり、
さらに嬉しい、ありがたい言葉となりました。
大切にしたい出会い、
またひとつ増えました。
とってもありがたい言葉と一緒に…。
投稿者:
2010.11.14更新
新たな約束…。
『辞任予告通知』の発送後…。
しばらくして、依頼者さんから、長い長い、携帯メールを頂きました。
ボクは、複雑な心持ちで拝見しました。
ただ、正直なところ、
どうして連絡が取れないんだろうと考える一方で、
「依頼者さんの身に、万が一のことでも?」
と考えてしまっていたので、まずは“安心”したというのが実感でした。
頂いたメールは、早速、プリントアウトして、
何度も読み返しました。
どう返答すればいいのか考えながら、
何度も読み返しました。
でも、今にして思えば・・・、
その返答、どう内容で返信しようかは、
『辞任予告通知』を作成しながら決めていたようにも思います。
「この通知で、もし連絡が来たら、こうしよう、こう言おう」って…。
頂いたメールには、
これまで連絡が出来なかった理由が書いてありました。
『生活環境に変化があったこと』
『避けがたい思わぬ出費が続いたこと』
『精神的な疲れで体調を崩したこと』
その結果、連絡をすることが出来ない自分に対して、
自己嫌悪に陥ってしまっての悪循環。
「明日こそ、明日こそは、連絡しよう…」
と思いながら、今日に至ってしまったと…。
誰だってありますよね。
機を逸してしまうことって…。
義務感を感じれば感じるほど、
そのタイミングを見計いながら、
なかなか行動に移せないことって…。
ボク自身、とてもよく分かりました。
そんな経験、たくさんありますし、
これまで何度も後悔してきました。
だから、依頼者さんのそのお気持ち、
手に取るように分かりました。
そして・・・、
『体調も少しずつ良くなってきたこと』
『任意整理で完済を目指したいこと』
『心を入れ替えて頑張りたいこと』
出来ることなら、もう一度だけ、力を貸してほしい・・・。
そう、書いてありました。
以前も書きましたが、この依頼者さんとは、
受任に際しては、じっくり話し合いました。
だから、この依頼者さんが、どのくらい困ってて、
どのくらい真剣で、どのくらい頑張るつもりなのか、
も理解していたつもりでした。
「かなり大変だと思います。
でも、一緒に頑張りましょうね。」
だから、約束しました。
でも、その約束、
今回は、残念ながら、守られませんでした。
依頼者さんもメールで、
「最初に、『連絡が取れなくなることだけは、
避けて下さいね』と言われていたのに…。」
と反省されていらっしゃいました。
ただ、やっぱり、ボクは、決めていたんだと思います。
「もし連絡が来たら、こうしよう、こう言おう」って…。
大変失礼な言い方だと思いますが、
こういう内容の連絡があることも、予想していたように思います。
ボクは、そう、願っていました。
『辞任予告通知』を作成しながら、感じていた
裏切られた思い…
悔しい思い…
情けない思い…
業者に対する申し訳ない思い…
そして・・・、最後にもう一度だけ、信じたい思い…
でも、もう一度だけでも、信じたかったから、
やっぱり、そう願っていました。
依頼者さんには、再度、事務所にお越し頂くようお願いしました。
「とりあえず、ゆっくり話しましょう。
出来ることなら、ボクも協力したいと思います。
でもね、まずは、現在の生活状況をお聞かせ頂けませんか。」
というメールを返信しました。
まずは、依頼者さんとボクとの時間の空白を埋めなくては…
と思いました。
依頼者さんからの返信メールは、すぐに来ました。
「ご連絡、ありがとうございます。
この度は、本当に申し訳ありませんでした。
それでは、早速、お伺いしたいと思います。」と…。
後日、ご来所頂いたとき、
依頼者さんは、かなり緊張されていらっしゃいました。
それはボクも一緒でした。
ただ、依頼者さんは、
吹っ切れた様子でもありました。
今までの経緯をご報告して頂いたあとで、
「・・・でも、
やっぱり、逃げていてはダメなことに気付きました。
だから、大変身勝手なんですが、
もう一度だけ、力を貸して頂けないでしょうか。」
…嬉しかったです。
ボクなんかをこうして頼って頂けること。
純粋に、純粋に嬉しく思いました。
ただ、ボクには、慎重に言葉を選ぶ必要がありました。
中途半端な“優しさ”で“責任”を取ることは出来ません…。
“優しさ”と“責任”のバランス…。
守られなかった約束…。
(なんて言ったらいいのか…。)
ただですね…、
やっぱり、やっぱり、これも決めていたんだと思うんです。
依頼者さんにご来所頂いて、ゆっくり現状をお伺いすることは、
ボクにとっての、ただの“確認”に過ぎなかったんだと思います。
だから、その“確認”をさせて頂いたうえで、
その決めていた言葉を申し上げました。
「かしこまりました。
ただ、今回のことを、すべて水に流すわけにはいきません。
だから、もし、もしも、また同じことが起こるとすれば、
その時は、『辞任予告通知』ではなく、『辞任通知』になります。
冷たい言い方ですが、それは、ご理解下さいね。」
「ただ、そのうえで、もう一度、頑張って頂けるなら、
もう一度、“約束”をして
頂けるなら、
ボクも、力の限りのご協力をさせて頂きますので、
また、一緒に頑張りましょう。」
「そして、この“約束”は、“新たな約束”ということにしましょう。
違いは、もし、同じことが起こったときだけです。
もしも、同じことが起こったときには、必ず辞任させて頂きます。
でも、これは、“新しい約束”ですから、
これまでのこととは関係なく、ボクは、この“約束”を100%信じます。
ですから、どうか、どうか、新たな気持ちで頑張って下さいね。」
裏切られた思い…
悔しい思い…
情けない思い…
業者に対する申し訳ない思い…
そして・・・、最後にもう一度だけ、信じたい思い…
結果、ボクは、信じることにしました。
真剣な眼差しで、「もう一度、やり直したい。」
とおっしゃる依頼者さんを、もう一度、信じることにしました。
もちろん、ボクは、100%信じています。
ただの人間として、素直に、優しさをもって、
ただの司法書士として、責任をもって、100%信じています
「ご依頼者さん、大丈夫ですよね?」
「“新たな約束”、ボク、本気で信じていますからね。」
投稿者:
2010.11.07更新
ただの約束・・・!?
すみません。
時間の調整がうまく行かず、ブログの更新も、
しばらく振りとなってしまいました…。
仕事で忙しくしたり、たくさんの方々とお会いしたりすると、
ブログを更新する時間の余裕は、なくなってしまうのですが、
その一方で、ブログで書きたい話題がドンドン出てきて、
それがドンドン溜まっていくという…、まさしく負の連鎖…!?
ここ最近は、そんな充実感と焦燥感を感じております。
ただ、ボクとしては、
次回の記事は、絶対に、前回の続きにしたいんです。
これまでも、「次回に続く~」なんて、
中途半端なところで切り上げて、先延ばしにしてきました。
例えば、富士山の話しもそうです(苦笑)
まだまだ、山小屋を出発したばかりで止まっております…。
まぁ、富士山の話しは、あくまで個人的な趣味?の話しですので、
ボクとしても、「まぁまぁ、時間があるときに…」って感じで捉えています。
(でも、絶対に続けますからね…!!)
ただ、今回の繋がりの記事については、
きちんとした形で繋げたい(終わらせたい)と思っています。
どうでもいいことかも知れませんが、
ボクの中での重要度の違いだと思います。
ボク、当然のことなのに、しょっちゅう口にしてますが、
「ボクは、何者でもありません。」
仕事上では、“先生”なんて呼ばれたりしますが、
ボクは、やっぱり、ただの司法書士にしか過ぎません。
「やっとの思いで債務整理に踏み切った依頼者さん」
「それをお手伝いする、ただの司法書士」
との約束…。
との信頼関係…。
ですので、ごめんなさい。
本当に言い訳がましいのですが、
可能な限り、きちんとした内容でお伝え出来ればと思いますので、
もうしばらくお持ち頂ければ幸いです。
投稿者:
2010.10.29更新
優しさ or 責任・・・!?
『当職は、・・・・・(中略)・・・・・
下記の理由により,辞任させて頂きたく存じますので,
その旨ご通知申し上げます。』
今回は、前回のブログで書いたご依頼者さんのことについて、
その続きを書いてみたいと思います。
一社、また、一社と和解を組み、
一社、また、一社と返済が始まり・・・。
そして、返済が始まった、そう2ヶ月目、
以前、和解を組んだ業者から事務所へ連絡がありました。
「すみません。
先日、分割和解を組んだ○○さんの件ですが・・・。
そちらの事務所さんは、現在も、受任中ということでよろしいでしょうか?」
「その節は、大変お世話になりました。
はい。引き続き受任させて頂いておりますが・・・。」
「そうですか・・・。
実は、先月分の入金確認が出来ておりません。
至急、○○さんへご連絡頂けますでしょうか?」
「・・・大変申し訳ございません。
かしこまりました。それでは早速、ご本人様へ確認してみます。
連絡が取れ次第、改めてご報告させて頂きますので・・・。」
ボクの事務所では、
和解後も、引き続き受任させて頂く方針を取っております。
ですので、その後の返済が滞ってしまった場合、
業者さんからは、事務所へ連絡が来ます。
もちろん、頂きたくない連絡です。
「○○さん・・・。約束したじゃない・・・。」
早速、連絡を取りました。
その時は、とりあえず携帯へメールをしました。
数日後、メールの返信があり、
「すみません・・・。
ちょっと、急な出費が重なったもので・・・。
今月末には、まとめて支払いますので。」
返済は、まだ、始まったばかり・・・、
しかも、まだ交渉中の業者もあるのに・・・。
その後、しばらくすると、
別の業者から、同じ内容の連絡ありました。
今度は、封書で、『未入金のご連絡』
すぐに携帯電話へ連絡をしました。
留守電になったので、メッセージを残しました。
「お時間があるときで結構です。
ただ、出来ましたら、お早めにご連絡を下さいね。」
後日、メールが来ました。
「ご連絡遅くなり申し訳ありません。
ちょっと仕事が忙しくて、時間の都合がつかないので、
落ち着いたら、また改めてご連絡します。」
ボクは、すぐにメールを返信しました。
「○○さん、大丈夫ですか?
また、業者さんから、未入金の連絡がありましたよ。」
ただ、そのメールへの返信は、
結局、ありませんでした。
その後も、業者からの未入金の連絡は続きました。
「・・・申し訳ございません。
ここしばらくは、ご本人様との連絡がとり辛いものでして・・・。」
メール、何度もしました。
「少しだけでもいいので、ご連絡を下さいね。」
返信、頂けませんでした・・・。
携帯電話の留守録へのメッセージ、
時間を変えて、何度も残しました。
折り返しのご連絡、頂けませんでした・・・。
さすがにご自宅の電話へ連絡するわけにもいかず・・・。
ある業者の担当者さんから言われました。
「もう、これ以上、延滞が続くのなら、一括請求させて頂きますよ!
先生の事務所で、きとんと対応して頂けないなら、さっさと辞任してください。
こちらで、連絡させて頂きますから!」
「大変申し訳ございません・・・。
今一度、今一度、連絡を試みますので、
もうしばらく、もうしばらくお待ちください。」
謝るのはいいんです。
ボクは平気です。
“優しさ”ではないのかも知れませんが、“責任”はあります。
仕事です。
だからボクは、大丈夫です。
ただ、誰のために謝ればいいんですか・・・。
何のために謝ればいいんですか・・・。
それが誰のためになるんですか?
それが何のためになるんですか?
その先に、何かがあるのでしょうか?
結局、その後、
一度もご連絡を頂くことは出来ませんでした。
だから、だから、
『辞任予告通知』を郵送しました。
届いたことが確認できるよう、書留で郵送しました。
『尚,各債権者への辞任通知の発送は,
平成22年○○月○○日を予定しております。
又,この辞任に伴い,今後の各債権者からのご連絡は,
当職を介さず,直接,○○様宛へのご連絡となりますので,
何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。』
一緒に頑張ることを約束したご依頼者さんに対して、
一方的な冷たい文章が並ぶ『辞任予告通知』の発送。
最終手段です。
裏切られた思い。
悔しい思い。
情けない思い。
業者に対する申し訳ない思い。
そして・・・、最後に最後に信じたい思い。
色々な思いが詰まった『辞任予告通知』
非常に非常に残念な、最終手段でした・・・。
それから、約1週間ほど経ったある休日の午後、
1通の長文メールが届きました。
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