2012.07.29更新
夢…。(2/3)
あなたの【夢】ってなんですか??
そう、前回の続きです。
ここで、このブログを書くキッカケのひとつとなった、
うちの三男くんに登場してもらいます…。
三男は、実家のある広島で、車の整備士さんをしています。
勤め先は、いやゆる高級外車を専門に扱っているお店だそうで、
フェラーリとか、マセラッティとか、
そう、非常に高級そうな車の整備をしています。
残念ながら、ボクは、車にはそれほど詳しくありません。
免許証は一応もってはいますが、今まで車を所有したことはありません。
ただ、フェラーリなんて、やっぱりカッコいいですよね!!
こんなボクでも、街で見掛けると、ついついウットリ見ちゃいます。
そのうち、乗ってみたいな~とも思っています。
ただ、お値段が…(苦笑)
その、三男くん、先日、モナコから帰ってきました。
モナコへは、仕事で行ったそうですが、
なんと、『F1のモナコグランプリ』を観てきたそうです。
ボクも昔は、F1をよく観ていました。
アイルトン・セナとか、アラン・プロストとか、中嶋悟とか…。
ん~、かなり古いですね…。
丁度、F1の人気が絶頂期だった頃のことです。
その三男、
モナコ行きが決まったとき、
ボクにメールをくれました。
「ビッグな報告が!!
なんと、モナコにF1を観に行っちゃいます!!」
「マジで??そりゃスゴイな!!」
「一生の【夢」が早くも叶ってしまったよ…。
これで、死んでも悔いはナイね…(笑)」
「アホか~(笑)今、死んだら悔いだらけじゃ~!!」
そんな、アホなやり取りをしました。
そして、その後しばらくして、
その三男は、実際にモナコへ旅立って行きました。
三男は、【Facebook】をやっているのですが、
モナコから【Facebook】上にたくさんの画像をUPしていました。
関係者しか立ち入りできない場所から、画像をバシバシUPしていました。
F1ドライバー達と握手したり、サインをもらったり、
疑うまでもなく、超、超、興奮していたと思います。
なんせ、一生の【夢】が叶った、
その時、その場、ですから!!
そう…。
そんな羨ましい画像を眺めながら、
ボク、ついつい考えちゃったんです。
『まさか、実現するとは思っていなかったような【夢】が、
実際に叶うことってあるんだなぁ』
『向かっていけば、近づくんだなぁ』って…。
もちろん、「一生の夢が叶って、死んでも悔いなし!!」の言葉、
それを、弟が本気で言ったとは思いません。
当然ながら、弟はまだまだ死にませんし、
弟自身も、モナコへF1を観に行くためだけに、
これまでの仕事を頑張ってきたわけではないでしょう。
ただ、その言葉が、例え冗談だとしても、
その言葉に匹敵するものって、
今のボクにとっては、何なんだろうか…。
今、ボクは、何を楽しみにして、
何を目標にしているんだろうか…。
何を叶えたくて、何に向かっているのだろうか…。
【夢】??
『仕事、好きだよね~!!』
たくさんの人に言われます。
実際、好きなんだと思います。
仕事は、真面目に一生懸命頑張りたいです。
そんなの誰が何と言おうが、当たり前のことです。
仕事のためなら、
たくさんのことを我慢する自信、ボクにはあります。
たくさんの我慢…、
例え、それが、独りよがりの自己満足であったとしても、
例え、それが、この先の人生にとっての犠牲だったとしても、
今、ボクは、これをやり遂げたい。
お金??
責任??
ブライド??
正直、よく分かりません。
ただ、やらずにはいられません。
仕事のことを横に置いといて、他のことを考えることは、
今のボクにはできません。
誰かに勝ちたいわけでも、
誰かの上に立ちたいわけでも、
誰か首を取りたいわけでもありません。
ただ、仕事を頑張る自分がここにいる。
ボクは、そのことで、自分の存在を確認してきました。
そうすることで、自分自身の存在を実感してきました。
家族を始め、周りの人達には、
たくさん迷惑を掛けてきたんだと思います。
そのことは重々承知しているつもりです。
ありがたくて、ありがたくて、
申し訳ないと思うことは、今までたくさんありました。
重く重く受け止めているつもりです。
ただ、でも、しかし、
ボクの考える“自分らしさ”は、
そんな自分でしかありません。
ボクは、その種の人間なんだと思います。
でも、
今、ボクは、どこへ向かっているのか…。
数年前、自分で事務所を構えてから、
少しだけ時間が過ぎました。
少しの経験と、少しの自信を得ました。
たくさんのご依頼者の方々から、
たくさんのお話をお伺いすることができました。
ただただ、ありがたい限りです。
まだ、決して落ち着けるような状況ではありませんが、
そんなことを考える気持ちの余裕が、
ほんのちょっぴりだけ、できたんだと思います。
ボクは、一体、何のために仕事をしているのか…。
自分の【夢】ってなんだろう…。
投稿者:
2012.07.01更新
スタッフくんの笑顔…。
今日は、7月の第一週の日曜日ですね。
今日は、何の日??
えっと、実は、平成24年度の【司法書士試験の日】なんです。
ニッチですね…(笑)
ボクも、自分自身のことであれば、
『今年の司法書士の試験は何日かなぁ~』
なんて、気にすることはなかったと思います。
ただ、うちの事務所には、受験生のスタッフくんがいます。
ボクが開業した当初から、一緒に働いてくれているスタッフくんです。
開業当時のこと、
この先どうなるかなんて、ボクにも、誰にも、
な~んにも分からなかったとき、
「給料なんてどうでもいいですから、一緒にやりたいです。」
そう、言ってくれたスタッフくんです。
以前勤めていた事務所を辞め、ボクの事務所に来てから、
かれこれ、3年余り経つことになります…。
彼は、ボクとは10歳くらい違うのですが、
非常に落ち着きがあります。
四六時中、落ち着きのないボクは、
これまで、彼との歳の差をあまり感じたことはありません。
以前、お客さんから「ご兄弟ですか??」
なんて言われて驚いたことがあるのですが、
彼の話し方が、ボクとよく似ているんだそうです。
ずっと一緒にいると似てくるんですねぇ~。
良いんだか、悪いんだか…(笑)
仕事をしながら試験勉強を続けることは、
相当大変なことだと思います。
一日中、受験勉強だけをやっている受験生、
いやゆる専念受験生は、この世界では決して珍しいことではありません。
本気でヤル気のある専念受験生の方々は、
一日10時間とか12時間以上は、当たり前に勉強していると思います。
ただ、仕事をしながらだと、それは物理的に無理な話です。
その専念受験生たちと肩を並べて競い合うことは、
相当、相当に大変なことだと思います。
考えても仕方がないのに、精神的に滅入ると、切羽詰まってくると、
他人のことが、どうしても気になるものです。
羨ましく思うものです。
『時間さえあれば…』
ボクも、受験生時代、何百回思ったことか…。
スタッフくんの試験、
ボクに出来ることはありません。
替わりに試験を受けたって、合格する自信はありませんし、
どんな問題が出るかも、今のボクには想像すらできません(苦笑)
ボクに出来ることといえば、
「少しでも勉強する時間を確保してあげること」
それくらいしかありませんでした…。
仕事中、試験の話は極力避けました。
ボクの場合、イヤだったから。
「最近、勉強の調子はどう?」
「そろそろ試験じゃないの?」
「今年は合格できそう???」
「合格発表はいつなの??」
心配してくれているからこその言葉。
そのことは重々分かっているのですが、
それに対して「ありがとう」と思うような気持ちの余裕は、
その当時のボクにはありませんでした。
だから、
そっと。そっと。
プレッシャーなんて、他人が掛けなくても、
本人が、誰よりも、自覚していますから。
今週に入って、うちのお客さんから電話がありました。
「事務の方、そろそろ試験では??」
嬉しかったなぁ~。
ボクの友達からも連絡をもらいました。
「スタッフさんの大切な試験、うまくいくように願っています。」
嬉しかったなぁ~。
気に掛けてくれて。
なんとなく、昨日の夜は、少し早めに寝ました。
すぐには寝付けませんでしたが、
それでも、今朝は、5時に目が覚めました。
ボクがドキドキしてもどうしようもありませんが、
とても緊張感のある朝を迎えました。
「とうとうだなぁ~」って。
雨は、予定どおり降っていませんでした。
今日は予定を入れないことにしていました。
今日は、一日中、事務所で過ごすことにしていました。
昨年の7月の第一週の日曜日、
ボクは、今年と同じように事務所にいて、
司法書士試験についてのブログを書いていました。
http://ameblo.jp/office-konishi/entry-10689131187.html
ボクは、そのブログの最後でこう書きました。
「試験に合格したからといって、
バラ色の人生は待ってはいないと思います。」
って。
その気持ちは、今でも、なにひとつ変わっていません。
そして、身近でボクと接し、数多くの司法書士と接してきた、
彼自身も、そのことはよく分かっているはずです。
ただ、せっかっく、せっかっく、
この一年を、一生懸命頑張ってきたんですから、
その頑張りを、何かの形で残すことが出来ればって。
そう願っています。
うちの事務所は、昨年の1月、
事務所を構えて丸二年経ったとき、事務所名を、
【司法書士小西隆弘事務所】から
【ナチュラル司法書士事務所】に変えました。
この先、スタッフくんが合格して司法書士になったら、
事務所名が、ボクだけの名前ではおかしい。
そう思ったから。
「月曜日、休んでもいいですよ」
「いえ、大丈夫です。
月曜日はスッキリした気分だと思うんで…。」
一昨日の金曜日、そう言いながら笑顔で帰って行ったスタッフくん。
スッキリした気分で、
爽やかな月曜日が迎えられますように。
笑顔で挨拶ができますように。
そっと、応援しています。
試験終了まで、
あと一時間。
最後まで、
頑張れ。
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