2011.05.03更新
“自分”VS”ボク”
こんにちは。
みなさん、お元気ですか?
待ちに待ったゴールデンウィークですね(笑)
ボクも、首を長~くして待ってました。
ただ、最近では、身近な人からは、
「連休中、どっか行くの?」とは聞かれず、
「ど~せ、事務所に居るんでしょう?」って…。
大正解(笑)
そのことは、ご依頼者の方もよくご存知のようでして、
土日や祝日に関わらず、ご連絡を頂きます。
本日も午前中に、
あるご依頼者さんから電話が掛かってきました。
「すみません。
私の裁判っていつでしたっけ?」って(笑)
郵便屋さんからも、
「ゴールデンウィークもお仕事なんですねぇ~」
って、やさしく言って頂きましたので、
「お互い様じゃないですか(笑)
お互い頑張りましょ~ねぇ~。」
って、やさし~くお返ししました。
といっても、
事務所に来るのは平日よりも遅いですし、
事務所を出るのも早かったりします。
夕方から飲み会!なんてのも、
ままあります(笑)
気分も平日とは違って、
かなりリラックスしています。
落ち着いて書類を作ったり、
ゆっくり調べものをしたり、
本を読んだり、音楽を聴いたり、考え事をしたり…。
まわりの人がお休みの時に、仕事をすること、
そこに残念な感じがすることはあります。
逆に、まわりの人が仕事をしている時に、
お休みする訳にはいきませんから、
なかなか遊びに行くことが出来ません。
仕事以外にもやりたいこと、多分、あります。
きっと、たくさんある方だと思います。
ただ、ボクは、今、仕事が出来ること、
目の前にボクのやるべき仕事があること、
それ自体には、多くの幸せを感じています。
そこには、支えて下さっている方々がたくさんいます。
ご依頼者の方々に対しても、
とても、ありがたく思っています。
とても、とても…。
ボクが20代のころ…、
まわりの人たちとは、まったく異なる時間の流れの中にいました。
朝、起きて、仕事に行って、
夜、帰って、ご飯を食べて寝る。
そんな生活は、ほとんどありませんでした。
ボクは、狂ったように芝居のことを考えていました。
無我夢中で、そのことばっかり考えていました。
精神的な部分は、すべてそのためにありました。
「オレは、今、好きなことを思いっきりやってる。
だから、いつ死んでも絶対に後悔しない」
本気でそう思っていました。
幸せでした。
でも、現実は厳しかった…。
芝居のことを考えれば考えるほど、
芝居に夢中になればなるほど、生活が厳しかった。
お金がなかった。
普通の生活が出来なかった。
ボクは、不規則極まりない環境の中で、
ただただ、芝居以外の時間を、
どうやってお金に換えるかで必死でした。
買いたいものなんてなかった。
欲しいものなんてなかった。
ただ、芝居がしたかった…。
芝居をしながら、生活がしたかった…。
当時の劇団の仲間とも、
“危ない仕事”
“怪しい仕事”
“とりあえず稼げる仕事”
について、本気で語り合いました。
「頑張ろう!」、「信じよう!!」って、
バカみたいに慰め合ったり、
「そんな中途半端な考えなら、やめちまえ!!」
って殴り合いのケンカもしました。
真剣でした。
が、その分、貧乏で、
その分、“不安”でした。
みんな、たまらなく“不安”でした。
冗談のように聞こえるかも知れませんが、
当時、ボクは、いつでも泣けました。
演技する必要なんてありません。
自分の将来を案ずることで、
いつでも涙があふれてきました。
仕事をしていても不安でした。
芝居の稽古をしていても、
舞台に上がっていても不安でした。
家でじっとしていることなんて耐えられませんでした。
今、
ボクは、その劇団をやめ、芝居もやめ、
司法書士の事務所をやってます。
もちろん、真剣にやっています。
お陰さまで、ご依頼者さんを含め、
たくさんの人に支えてもらってます。
ボクは、ただの司法書士ですから、
自分の知識や才能には、何ら自信を持ってません。
自分がこの仕事に向いているなんて、
思ったことすらありません。
ただ、ボクのご依頼者さんの満足度には自信があります。
少なくとも、ボクがこの仕事をやっている意味は、
そこにあるんだと信じています。
でも、今でも感じます。
結局、今のボク、あの当時のボクと、
何ひとつ変わってないような気がすることがあります。
特に、休日にひとりで事務所にいると、
たまらなく、そう感じることがあります。
確かに貧乏ではなくなりました。
やるべき仕事もあります。
遣り甲斐も感じています。
ありがとうって言ってもらって、
ありがたいんです。
とってもありがたいんです。
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でも、何も変わってないんです。
なんでこんなに不安なんだろうって、
自分でも、不安になることがあります。
多分、自分自身の中で色々な思いが、
こんがらがっているんだと思います。
だから、やっぱり、
家でじっとしていることなんて、できないんです。
仕事があってよかった。
一緒に頑張ってくれる依頼者の方がいてよかった。
そのために、ボクが出来ることに全力を尽くそう。
支えて下さっている方々への感謝の気持ちと共に、
ボクは、今、そんな思いで仕事をしています。
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