わたくし事

2010.07.18更新

相続登記・・・。

いまさらですが・・・

ボクは、司法書士です(笑)

 

弁護士さんや他の専門家さんもそうですが・・・。

 

司法書士も、事務所さんによって取扱う業務内容は異なります。

得手不得手もありますし、向き不向きもあります。

 

以前、

ボクがお世話になっていた事務所さんは、登記業務オンリーでしたし、

その後、お世話になった事務所さんは、債務整理オンリーでした。

ボク、このブログでは、債務整理に関する記事を多く書いていますが、

ボクの事務所では、ごく普通に?“登記”関係の業務も行っております。

 

マンションを買いました!

所有権移転登記

 

銀行から融資を受けました!

抵当権設定登記

 

会社を作りたい!

会社設立登記

 

会社の役員さんが増えました!

役員変更登記

 

等々・・・。

 


ボク、いつもいつもブログで書いているとおり、
債務整理って、とてつもなくデリケートな業務だと思っています。

 

不安で不安でたまらない方々から、必死の思いでご相談頂きますので、
ご相談を受ける立場としても、そのお気持ちを真剣に受け止め、

細心の注意を払いながら、対応させて頂く必要があると考えています。

時には、一緒に頭を抱え、一緒に涙することもあります。

 

そして、解決に向けて、一緒に頑張っていくのですから、

生半可な気持ちでは、債務整理業務はやっていけません。

と、ボクは思っています。

では、“登記”業務は?というと、

実は、細心の注意が必要になります(笑)

 

一口に“登記”と言っても、色々とありますが、

その中でも、よくご相談頂くのが、“相続登記”でしょうか。


お父さんや旦那さんが亡くなり、

そのお父さんや旦那さんが持っていた不動産の名義を、

相続人である子供さんや奥さんに変更するという手続きです。

もちろん、仕事としてご依頼頂くのですから、出来て当たり前です。

 

それで、報酬と称してお金を頂くのですから、

失敗出来ないのも当たり前です。

 

書類集めにしても、書類作成にしても、

そのために、細心の注意を払うことは当たり前です。

 

ただ、ボクが言いたいのは、やっぱり、気持ちの問題なんです。

債務整理が、とてつもなくデリケートな業務であれば、

相続登記も、やっぱり、とてもデリケートな業務なんだと思います。

どっちがどっちと言う訳ではなく・・・。

先日も、相続登記の件でご相談頂きました。

 

生前のお父様は、とても几帳面な方だったそうで、

色々な出来事を通して、お父様への思いを切々とお話し頂きました。

 

そして、「もう終わったことですが・・・」とおっしゃりながらも、

長きに渡る介護の厳しさ、ご自身の生活との兼ね合い、葛藤、

その他のご家族との関係性等々、色々なご苦労もお話し頂きました。

 

正直、ボクには、そのご苦労は計り知れません。

分かったようなことを軽々しく口にすることも出来ません。

 

でも、とても、とても、貴重な時間でした。

そして、少しでも安心して手続きをして頂きたいなぁと思いました。

債務整理も相続登記も、ボクら司法書士には、

出来て当たり前の手続きかも知れません。

 

ただ、そこには、様々なご相談者さんの様々な思いが、

たくさん詰まっているんだと思います。

初めての手続き、ただでさえ不安な手続き、

せめて、少しでも、安心しながら進めることが出来れば・・・。

 

誰がやっても、結果は同じだとしても・・・。

投稿者: ナチュラル司法書士事務所

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