わたくし事

2010.04.04更新

『二次被害』って・・・。

昨日、某新聞社のオンライン記事を読んでいると、

『多重債務者「食う」弁護士、二次被害が続出』という記事がありました。

依頼後、約一年半音沙汰なし・・・。

回収した過払い金の額をごまかす・・・。

過払い金の7割が報酬・・・。

「はぁ~、またかぁ・・・。」

ただ、これは、弁護士さんに限ったことではなく、

もちろん、司法書士にも当てはまること・・・。

これまでも、少なくない弁護 士、司法書士が新聞沙汰になりましたが、

これらも、氷山の一角に過ぎないのでしょう。

何故、こんなこと が起こるのでしょうか・・・。

少々、前のことになりますが、

医療過誤の問題が、

大々的 にマスコミで取り上げられた時期があったかと思います。

そして、その頃から、やたらと耳にする「インフォームド・コンセント」

“説明”と“合意”

ボク自身、それまでは聞いたこともない言葉でしたが、

以前、歯医者さんに行った時に、

か なり細かい治療説明を受けて驚いたことがあります。

「あぁ~、これが、インフォームドなんとか、というやつかぁ~」って。

で・・・

似 てると思いません?

お医者さんと法律家って。

『自分自身のこと、しかも、とっても重要なことな のに、

専門的なことって、何だか聞きづらい・・・。』

『切羽詰まっていて、そんな余裕はない・・・。』

普通のお医者さんであれば、

何も言わなくても、 患者にために最善を尽くしてくれることでしょう。

普通の法律家であれば、

何も言わなくても、依頼者のために最善 を尽くしてくれはずです。

ただ、実際に問題になっているとおり、

アタリもあれば、ハズレもあります。

し かも、二次被害って・・・。

人生を左右かも知れない手術、

そして、人生を左右する手続きに、博打は出来ませんよ ね。

「インフォームド・コンセント」

これは、医療に限ったことではありません。

我々に も、

手続き内容、必要となる手続き費用(報酬)の“説明”を行う義務はあります。

“同意(依頼)”するのは、その説明を 受けたうえで、十分お考えください。

決して短くない期間のパートナー探しです。

絶対に博打は出来ません!

・・・と、ボクは思うのですが、いかがでしょう。

投稿者: ナチュラル司法書士事務所

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