債務整理

2010.04.21更新

SFの控訴審・・・。

SFコーポレーション!


そうそう、あの!旧三和ファイナンスのことで、

この業界?では、ある意味、と~っても有名な業者さんです…(笑)。

昨日、そのSFコーポレーションとの過払い訴訟の『控訴審』がありました。


第一審での判決(原告側全面勝訴)をもらったのが、

今年の初めでしたから、「随分と時間が…」って感じがします…。


ただ、残念ながら、控訴されること自体は仕方がありません。


こちらも、安易な和解提案(元本の3割程度)を退けて、

本気になって判決を取りにいってますので、そのくらいは想定内です。

 

実は、この事件の請求額は、数万円です。

特に争点もなく、「この額で控訴かよ!?」って感じもしなくもないです。


ただ、こちら側もこの数万円を貴重なお金と考えて、

したくもない訴訟を起こしていますので、

お互い、思うところは同じ?とも言えます。

ただ、異なるのは、そのヤル気!


SFコーポレーションが提出してきた控訴理由書は、

第一審で提出された答弁書の丸写し、

とてもじゃないけど、ヤル気は一切感じられません。


その点も踏まえつつ、控訴審当日については、

事前にご本人様と相談のうえ、欠席することにしました。

控訴答弁書にもその旨をお書きしました。

 


…で、昨日


午前中、簡易裁判所で、別件の裁判があったため、

ちょっとばかし時間をつくって、

午後からの地方裁判所での控訴審を傍聴してきました。


法廷前に張り出されている予定表では、

同じくSFコーポレーションの控訴審が、数件重なっていました。


時間通り現れたのは、支配人と名乗る担当者の方で、

裁判官から、ことごとく、控訴状の記載の誤りを指摘されていましたが、

まぁ、その担当者が自ら作成してるわけではないでしょうから、

分かってんだか、分かってないんだか…。


ちなみに、控訴被告(第一審の原告)の出席者はゼロ!でした。


裁判官

「で、どうなさいますか?」


SFコーポレーション担当者

「はい、この方は、和解が難しいとのことですので、判決で結構です。」


裁判官

「そうですか。それでは、判決の言い渡し期日は…。」

 

淡々と、その繰り返し…。

案の定、ヤル気は全く感じられませんでした。

 


あちらこちらで「時間稼ぎに過ぎない!」と言われている

SFコーポレーションの控訴事件、

仕方がないとは言え、早期解決を望むご依頼者としては、

とても難儀なことに他なりません…。

 


ただ、だからと言って、

安易な和解を組んでは、相手側のオモウツボです!!

 


時間はかかります…。

でも、時間をかけてでも、頑張るしかないのが実情です。

投稿者: ナチュラル司法書士事務所

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