債務整理

2010.07.27更新

悩み続けて・・・。

先日、お電話にて、ご相談頂いた方の最初のお言葉です。

 

「すみません。

無料相談の範囲でいいので、相談に乗って貰えませんか?

ただ、何から話したらいいのか・・・。」
 

 

ボク自身、債務整理のご相談では、

「何からお聞きすればいいのかな?」と悩むことがあります。

もちろん、手続きを行うために確認すべき事項は、

“業者名”、“現在のお借入金額”、“取引の期間”であり、

現在のお借入状況をお伺いすれば十分なのかも知れません。

 

現在のお借入状況をお伺い出来れば、

ご相談者さんそれぞれのお取引の内容によって、

少なからず個人差はあるものの、経験上、だいたいの想定はつきます。

ましてや、そのことをお聞きしない限り、何ら具体的なご提案は出来ません。

ただ・・・、

ご相談者さんの中には、

手続きのことを、まったくご存知でないという方もいらっしゃれば、

今まで、いくつかの事務所さんに、ご相談なさったうえで、

その事務所選びに悩まれている方もいらっしゃいます。

 

「破産だけは避けたいのですが・・・。」という方も、

「おたくの事務所、過払い金、満額、取り戻せます?」

という方もいらっしゃいます。

気になさっている点は、

ご相談者さん、それぞれで異なります。

 

だからこそ、ご相談を受ける側としても、

「何からお聞きすれば・・・。」と、なります。

通り一遍のご対応をする訳にはいきません。

冒頭の「何から話したらいいのか・・・。」というご相談者さん、

その後、ご来所頂き、「今まで、散々、散々、悩んできました・・・。」

と、今までのやり繰りの大変さと、それに伴うご不安のことを、

たくさん、たくさんお話し頂きました。

 

「ずっと、誰かに相談したかったんですが・・・。」

誰に相談すればいいのか、約3年間、悩み続けたそうです。

 

「3年もですか・・・。」

ボクは、とてもショックでした。

 

 

「最初は貯金があったので、

その貯金を切り崩しながら、やり繰りしてました。


ただ、3年前くらい前にその貯金が底をつき・・・、

それからは、雪だるま方式で・・・。」

 

 

現在のお借入状況をお聞きすると、

ちょうど、その3年前くらい前から、

業者の数が、1社、また、1社と増えていました。

 

「もっと、早く相談していれば・・・。こんなことには・・・。」

ご相談者さん自身がおっしゃったお言葉です。

 

ボクも、常々、

「早期の相談は、早期の解決につながります!

だから、出来ることなら、出来るだけお早めにご相談下さい!」

と申し上げています。

ただ、今更そんなことを、

目の前のご相談者さんに申し上げたところで、どうにもなりません。

 

そんなことを口にして、

ご相談者さん自身に、“後悔”して頂いても、何も生みません。

 

そんなことよりも、

やっとの思いでご相談頂いた、その“勇気”を、

これからの再出発に役立てて頂く方がよっぽど重要なことです。

「確かに、確かに、もう少し早くご相談頂ければ、

少しだけ、手続きがしやすかったかも知れません。」

 

「ただね、これからまた数年遅かったら・・・、と考えると、

今でも十分間に合いますよ。」


「大丈夫です。絶対に楽になります!!

ただ、そのためには、一緒に頑張って頂かないといけません。」


「ボクでよろしければ、出来る限りのご協力をさせて頂きます。

・・・あとは、ご自身のご決断です。」

「本当に相談して良かったです・・・。」

最後に、ご相談者さんがおっしゃったお言葉です。

 

焦る必要はありません。ただ・・・。

投稿者: ナチュラル司法書士事務所

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